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ありがとう、ペペさん

ありがとう、ペペさん

ぺぺさん。深夜、日付の変わらない時間に、旅立ちました。
推定年齢、明け21歳。なあちん実家の最後の所属猫です。
昨日も、ちゃんと食べて、水も飲んで、自分で歩き、いつものように父の枕元で寝て、小さく一声鳴き、眠るように息を引き取ったとのことです。
父が看取ってくれました。

1999年3月の始め頃、お腹に赤ちゃんがいる状態で迷い込んできて、母に保護れました。赤ちゃんは死産だったとこのとです。推定1998年生まれ。
当時、なあちんは病気入院中で、母が見舞いに来た時に、帰ったら猫が増えているという話をし、「アメショーよ」といっていました。
実際には、サバトラなのでしょうが。
病床でなんとなくのインスピレーションで「ぺぺ」と名付けました。
若い時は、もっと銀色で、きれいに縞が入っていたのですが、年をとるにつれて縞がなくなり、色も若い時より黒が増えてきたのが不思議です。

来た頃は、チックというトラ猫がいて、ペペが来た後に、ミミというキジトラ+白の子が増え、他の2匹の影隠れるようでした。
ほとんど鳴かな、鳴いている感じでも口を開けるだけで声が出ないため、声が出ない猫なのかと思っていましたが、ペペ一匹になってしまったら、ごはんは自分で催促しないといけなくて、鳴くようになり、初めて鳴けることがわかったくらいです。

気概がありました。テンが戸惑って取り逃がしたネズミをペペが取り押さえましたが、当時はもう牙が抜け落ちていて、隙間から逃げられてしまったことがありましたっけ。若造にはまだまだ負けん!とばかりでした。

そんなぺぺさん。4年ほど前から、もうダメかな・・・と思うくらいの体調になったことが何度かありましたが、その度に復活してきました。
ただ、秋以降、トイレまで間に合わなくなることが増え、父が朝昼晩にペペの粗相を片付け回っていました。父は「ペペが悪いわけじゃない。年なんだからしょうがない」と根気よく世話をしてくれました。

写真の、ペペが乗っている茶色いのは、昨年の冬に、父が通販で見つけた、充電式湯たんぽです。10分くらいで温まり8時間もつものです。
父が出かけてしまうと、部屋が寒くなるので、ペペ用に温めておき、父は昼に一度家に戻って交換して、また午後の仕事に出かけていました。
ぺぺの愛用品でした。

2月3日久しぶりに父ととうちんと実家で夕食を摂っていると、掘りごたつに入っていたペペの異変を感じた父が、上がれないのかもしれないと。引き上げようとしても、掘りごたつの格子に足が落ちてしまい、その間に浮腫んで抜けなくなっていました。何とか引き上げた時にはぐったりしていて・・・。病院にすぐに電話しましたが、連れてきてもできることがないから、ゆっくり休ませるしかないと。正直、その晩は、今夜がペペに会える最期かと思いました。

少し時間をおいて様子を見に行くと、何とか自分で起き上がり、歩き、ごはんも食べ、水も飲んだとのこと。さすが、ペペさんだと半ば驚きました。それでも、ダメージは大きく、浮腫みもあまり引いていませんでした。

幸い、今月はとうちんがお休み月で家にいてくれたので、日中、ペペさんの様子を見に言ってくれ、ちゃんと、自分でごはんも食べて水も飲んでいる様子を確認してくれていました。

掘りごたつに入れないよう父に言っていたのですが、ペペが自分で入ってしまうとのこと。翌日からはまた自分で上がって来られていましたが、また同じことになる危険がありました。
「それはそれでしょうがない」と言っていた父でしたが、ペペが落ちないように、格子の上に乗せる転落防止の板を、熱がこもって火事にならないよう、周りをふさがないで熱が逃げ、しかもペペが落ちないサイズを、大工さんに頼んで切ってもらい、翌日にはペペ特製こたつ板を作ってもらっていました。

昨日も夜、ストーブの前でゆるゆる寝ているペペに会い、まだ浮腫みは引いていませんでしたが、ちゃんと食べて、水も飲んでいるとのこと。なでると「何すんじゃぃ!」とばかりに鳴いていたのですが。

ウンチが3日出ていないということだったので、今朝、病院に電話して先生に聞いてみて病院に連れて行こうと思っていたところでした。
日付が変わる前の時間で、父から電話が入っていたのですが、気づかず、朝、ペペの亡骸に会ってきました。

いつものように、父の枕元にそのまま横たわり、布団をかけてもらっていました。もう動かなくなっていましたが、今でも生きているような感じがするくらい、本当にいつもと同じように寝ていました。
ペペさん、お疲れさま・・・というのも変ですが、こんなにも直前まで、いつもと同じように生活し、すぅっと旅立ったぺぺさん、なんと立派な猫なのでしょう。
むこうにいったら、しろぴょんや、一度も会えずじまいだったリラさんのこともよろしくね。

ちなみに、ペペさんの亡くなった2月7日、「鉄の女」の異名をもつ、名馬のイクノディクタスさんも亡くなりました。32歳とこちらもサラブレッドでの長寿で老衰とのこと。イクノディクタスさんも、前日まで普通に食べて放牧にも出ていて、朝、馬房で冷たくなっていたとのことでした。ペペさんも「鉄の女」と言われてもいいくらいの根性でしたから、奇遇な御縁です。

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コメント

穏やかで幸せなキャット・ライフだったのではと偲ばれます。

21年は、猫としては大変な長寿ですが、人間の物差しで考えると短いですね。
私は、別れが辛くて、あまり生き物を飼えないのです。

お父様も寂しくなられますね、どーんとしたさつき君などが慰め役に適任かと、推薦しますが、勝手にテン様が押しかけている気配があるので、駄目でしようか。

投稿: シナモン | 2019年2月 8日 (金) 14時31分

シナモンさん。
ありがとうございます。ペペさんは父に大事にされて、何とも幸せなにゃん生を送ることができたと思います。ね。ぺぺさん。
テンはこれからも、ちょろちょろ押しかけていくと思うので少しは寂しさも紛れてくれるとよいですが。
さつきは、ビビリで、うちの外に出られないので、父には赤ちゃんの頃に1度会ったきりなんです。
タッタは、年を追うごとに暴君になっており、なかなか連れて行くのが難しくなっています。

投稿: なあ | 2019年2月 8日 (金) 19時30分

ぺぺさん、旅立たれたんですね。
最近ぺぺさんの話題が出ていないので、病気が落ち着いているのかなあと思っていました。
お父様、寂しくなりますね。
虹の橋の向こうで、しろぴょんやリラさんの面倒を見てくれてそうな気がします。
ご冥福をお祈りいたします。

投稿: ゆうぽ | 2019年2月 9日 (土) 02時04分

ゆうぽさん。

ありがとうございます。
ぺぺさん、見事に天寿を全うしました。
もともと、鼻と呼吸器が悪くそれで声がハスキーでしたが、晩年の方が良くなっていたくらいです。年齢的な腎臓の悪化もありましたが、2週に一度点滴に行っていたくらいでした。

向こうで、しろぴょんやリラさんと、仲良くゆるゆるしていて欲しいです。

投稿: なあ | 2019年2月 9日 (土) 06時22分

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