初汐や松に浪こす四十島

「石碑の字は正岡子規の自筆の拡大なんだってさ。明治25年の秋に作られた句で、ちょうどその年に伊予鉄道が高浜まで延長されたこともあって、子規はこの辺りの海に随分と遊びに来ていたそうだ。漱石といい、子規といい、よほど松の木に心惹かれたようだが、一度は枯れてしまってひどい有様だったらしい」
「ふ〜ん、禿げたのね。ターナー島」
「だから、禁句だっていってるだろうが」
「いいじゃない、また生えたんでしょ?」
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